静岡県千葉山「智満寺の十本杉」 (1997.8.13 西野さん)


 東海道線島田駅より、市民病院行きバス終点下車、天徳寺(山茶花の回廊は なかなかのものです。)経由、約2.5時間で千葉山7合目あたりの智満寺着。 (車では駅から25分)ここから更に登り30分、奥の院 近くの北面の自然林の中に、 800−1200年の杉の巨木が散在しています。薄暗い林の中で、急に巨木の異形 に行き当たったり、囲まれた時、久々に背中に寒気を覚えました。物の怪の世界 とでもいうのでしょうか。
 また、今年は雨が多かったせいでしょう,苔の色がひときわ鮮やかです。 10本まとめて国の天然記念物に指定されていて、それらの詳細は梶本さんのHP からリンクされている”巨木巡礼=静岡県の巻=”にあります。
 10本杉とは、頼朝杉9.7m、雷杉8.5m、常胤(つねたね)杉7.2m、経師杉7.3m、 一本杉8.5m、盛相杉7.8m、達磨杉7.0m、大杉9.5m、子持杉(倒壊)、 開山杉(倒壊)の10本を言うが、残念ながら台風などのため2本が無くなっている。
 なお、智満寺の本堂は堂々たる五間四方、まだ新しい茅葺きです。深緑の背景 によくあいます。



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