香川県小豆島の「宝生院のシンパク」(2012.10.8、岩崎さん)


 高校同窓の岩崎さんが、小豆島に出かけたと言うことで、国の特別天然記念物である「宝生院のシンパク」の写真を送ってくれた。私の巨木好きを憶えていてくれた事が嬉しい。国の天然記念物に指定されている巨木は多いが、「特別天然記念物」は、屋久島の縄文杉、蒲生の大楠、石徹白の大杉など数少ない。シンパクとしてはこの木が唯一である。もう15年も前に私も出かけて写真を写してきた事があるが、そのころのデジカメは性能が悪く、シンパクの迫力を捕らえ切れなかった。今回送っていただいた写真はなかなかのもので、縮小版でもその迫力を感じ取れる。
 シンパク(槇柏)とはイブキのことで、生け垣などに植栽されるカイズカイブキはその園芸品種である。建長寺のビャクシン、法雲寺のビャクシン等のように「ビャクシン(柏槇)」と呼ばれることもある。
 このシンパクは、根元の周囲が16.6mあり、地上約1mのところで3本の枝幹に別れており、本幹は空洞化している。枝幹の最大のものは周囲7.8m、後の2本はそれぞれ7.3mと6.2mで、合わせて21.3mとなる。単幹では「法雲寺のビャクシン(9.89m)」には及ばないが、3幹を合わせると群を抜いている。樹齢は1500年と伝承される。
 岡山(あるいは高松)と小豆島の土庄を結ぶフェリーが1時間に1本出ており、これを利用すると便利である。フェリーを降りて国道436号線沿いに歩き、土庄の信号を左折して土庄本町に入る。土庄中央病院を右に見て、赤穂屋交差点を右折、伝法川の橋の手前を左に折れて川沿いを800m程歩くと北山という集落に付く。ここに宝生院という小豆島の54番目の札所があり、その境内に巨大な「シンパク」がある。船着き場から徒歩30分弱である。





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