伯耆の大シイ

鳥取県東伯町の「伯耆の大シイ」 (2001.7.25)


 丹後半島で日本一の大シイが見つかったというニュースがあったが、アクセスしやすく風格がある点では、やはり「伯耆の大シイ」が日本一であろう。岡山から蒜山を回って倉吉へ出る旅の途中に、大シイを見に行った。宮場の春日神社には人っ子一人居ず、しばし大シイと対峙した。
 シイの老樹の幹は、切れ込みの深いしわが重なり、異様で迫力のある姿となるが、伯耆の大シイもまた見事で、宮城県の称名寺の大シイと東西を分ける。樹高15.0m、幹周り11.4m、樹齢は推定1000年とも言われ、昭和12年に国の天然記念物になった。
 JR山陰本線の浦安駅で降りて、三本杉行きの日の丸バスに乗り、「伯耆の大シイ前」で降りる。残念ながらバスは一日6本程度しかないので、時間を見計らっていく必要がある。タクシーだと20分くらいで、往復5000円程度かかる。浦安から南に走って、宮場に入ったら左に折れて川を渡ると春日神社である。




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