群馬県桐生市新里町の「土橋のおかめザクラ」
 (2009.4.8 熊ちゃん)


 春たけなわの群馬県から、新里町の銘木の一つである見事なしだれ桜の写真が届いた。今年はピッタリ満開時に出かけられた熊ちゃんからのプレゼントである。以下は熊ちゃんによる解説です。
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 名称  土橋(つちはし)のおかめ桜、あるいは、土橋のしだれ桜
 所在地 群馬県桐生市新里町鶴ヶ谷
 訪問日 4月8日
 目通り 3.9m、 樹高 10m、根回り 4.4m
 樹齢  400年(数値は、いづれも旧新里村観光マップより)

 この桜は、国道353号線を前橋方面に向い、昆虫の森入口バス停を右に入った所にあります。最寄駅は、上毛電鉄の新川駅。そこから新里バスで、昆虫の森入口下車です。
 桜は、旧家、瀬谷家の屋敷内で道路沿いにあります。見事な花を咲かせていました。満開をほんの少し過ぎたくらいでしょうか。幹は、かなり傷んでいます。幹に黒い縄が巻きつけてありました。これも木を守るためなのでしょう。さすがに老木ですから、見る角度によって、枝や花のボリューム感がまったく違います。豪華絢爛もあれば、かなり寂しいもありました。しかし、この状態で、毎年これだけの花を咲かすのですから、木の生命力に脱帽です。
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 なお、同時に送っていただいた「ウェブ桐生タイムス」の夕刊の記事によると、2007年度に市と県と木の所有者である瀬谷家が費用を出し合って延命治療をした結果、今年は例年にない見事な桜が咲いたと言うことである。新里町にはもう1本「藤生沢のお角桜」と呼ばれるしだれ桜があって、共に市の天然記念物に指定されている。






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