なんと、校庭のど真ん中にサクラの巨木がある。驚くような写真を福井在住の野路さんから以下のメールとともに送っていただいた。「...楽しく拝見させて頂いたのですが、もう一つどうしても福井県に加えていただきたい桜がありメールさせていただきました。それは福井県武生市にある、味真野小学校の校庭にある桜で江戸ヒカン桜の大木です。形も本当に素晴しいのですが、そのロケーションがまた素晴しく小学校の校庭のど真ん中に植えてあるのです。この学校では満開の頃、全校でお花見をするそうですよ。」 下段の名標板にあるとおり、地元の人々に大切にされてきたサクラである。この小学校に育ったこども達は、お花見の頃には何時もこのサクラを誇りを持って思い出すに違いない。野路さんの「どうしても..」という気持ちがよくわかる。野路さんの満開の写真もまた素晴らしい。 樹高14m、幹周3.1m、樹齢100-200年と推定されるエドヒガンで、武生市の天然記念物に指定されている。 JR北陸本線の武生駅から福鉄バスが出ているが、池田線・五分市線合わせて日に5本程度しかないので、タクシーを使うことになろう。武生駅から味真野小学校まで南東に5kmほどである。車では、北陸自動車道武生で降りて南東2kmである。 ****************************************************************** 武生市は2005年に今立町と合併して、名前を越前市に変えた。JRの駅は武生のままである。武生という響きの良い名に親しんできた者としては大層残念である。武生は歴史的にもよく知られた名であり、合併に伴う市町村名の変更はもっと慎重にして欲しいものである。 |