宮城県登米市東和町の「相川のサイカチ」 (2005.11、西野さん)


 級友の西野さんから久しぶりの嬉しい便りが届いた。宮城県の「相川のサイカチ」である。西野さんのメールに以下のような紹介があった。
***********************************************************
 町の天然記念物の標識によれば、”天承19年(1591年)伊達政宗の滅ぼされた葛西一族は各地にちりじりになったが、一族の目印に門口にサイカチを植える事を申し合わせた。これは、葛西勝(カサイカチ)の意味をこめたものといわれる。”とあります。年配の方の話では、今は少なくなったが、昔はあちこちの門口にあって、その実を石鹸代わりに使ったもんだ、とのこと。そういえば、北海道伊達市のサイカチがこのHPに収録されていますが、あるいは、同じ言い伝えかも知れません。(何しろ、東北にはあちこちに伊達という地名がありますから、政宗と関係ない伊達地方からの移住者ということもありそうです。)。
***********************************************************
 環境庁の調査によれば、この木は、樹高18m、幹周り4.90mとある。東和町の天然記念物に指定されている。
 登米市は合併によって出来た市で、旧東和町は、登米市東和町となっている。サイカチのある相川は「登米市東和町米谷相川」となる。仙台駅前(さくら野)から1時間に1本の登米市役所行きのバスがある。市役所前から2時間に1本程度出ている市内循環バスに乗って、米谷仲町で降り、ここから相川への5kmほどはタクシーを使うことになる。 



サイカチ(マメ科)の実が沢山付いているのが解る



木々のリストへ戻る