長野県阿智村清内路の「小黒川のミズナラ」
  (2002.7、小森さん)


 小森さんから沢山の巨木の写真を送っていただいた。いずれも素晴らしいカメラアングルと迫力である。それらを順にご紹介していこう。今回は小黒川のミズナラである。有名な木であるが、山懐の奥深くにあるため、車を持たない者にとってはアクセスが不可能なのが残念である。
 巨木というと、楠、銀杏、杉、ケヤキが多く、ミズナラは滅多にお目にかからない。この木は当地では「小黒川のオオマキ」と呼んでいるそうであるが見事なミズナラの木である。環境庁調査によれば、樹高37m、幹周り9.40m(当地の名標板によれば6.40mで、こちらの方が正しいように思う)で、平成8年に国の天然記念物に指定された。その、伸び伸びとした枝振りと、美しく螺旋型に捻れた幹が印象的である。
 JR飯田駅から駒場行きのバスに乗って南西に向かい、終点でタクシーを拾って256号線を北西方向に10kmで阿智村清内路に着く。清内路中学校を過ぎた所で256号線と別れて北東方向に入り、1kmほどの所にある分岐を左にとって更に山中へと北上する。人家が無くなって道が終点に近づく頃に「小黒川のミズナラ」が現れる。この間約30分のタクシーの旅になる。自分の車で行く場合には、中央道を阿智か園原で降りて、256号線に合流し、清内路に向かう。
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 清内路村が阿智村と合併したために、清内路村と言う地名はなくなり、阿智村清内路となったと櫻井さんから情報を頂いた。





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