北海道斜里町の「岩尾別のミズナラ−2」
 (2010.11.14、Hiroaki.Sさん)


 Hiroaki.Sさんによる知床のミズナラの第4弾です。以下は送っていただいた文章です。
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    北海道斜里町岩尾別のミズナラ−2   撮影日2010.11.14

 岩尾別温泉の駐車場から観光シーズンのみ入浴可能な無料の露天風呂「三段の湯」、そして年中入浴可能な無料の露天風呂「滝見の湯」を通り過ぎて、岩尾別川本流を上流に向かいます。正面に仰ぎ見る滝を左側から越え、左岸から非常に細い小沢が流れ込む地点から、左岸の斜面に取り付きます。沢登りの経験がない人であればとても登れる気がしない急斜面をしばらく登ると胸高周囲6.0mのその巨大なミズナラが立っています。
 山側の幹が裂け、腐った樹の中心部をのぞき見ることができます。いつ折れてもおかしくない状態で、もしかしたら今年の冬を越すことはできないかもしれません。寿命が尽き果てようとしている巨樹とじっくり向き合うことが無かったので、言いようのない想いがこみ上げてきました。

 ちなみに岩尾別温泉の駐車場から約15分でその巨樹に出会うことができますが、「熊注意立入禁止」の看板があること、滑りやすい急斜面を登下降しなければならないこと、目印、踏み跡の類は一切ないことからあまりお勧めできません。自己責任でご判断願います。
Hiroaki.S
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 なお、Hiroaki.Sさんの知床への想いがこもったEssence of SIRETOKO - 知床の魅力という素晴らしいホームページも、どうぞご覧下さい。

「山側の幹が裂け、立っているのが不思議なくらい満身創痍、あと何年立っていられるでしょうか?ぎりぎり間に合った感じがします。」
とメールにありました。


リュックの大きさから、幹周の大きさが推測できる。


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