京都市西京区の「善峰寺の遊竜松」
(1998.2.8)
京都市西京区の「善峰寺の遊竜松」
(1998.2.8)|
西の京と呼ばれる，竹林の続くなだらかな丘陵地帯から釈迦岳へと登る
山腹にある善峰寺は，西国三十三カ所巡りの二十番札所として知られる。
境内には多くのお堂や塔が建ち、春の桜・秋の楓が美しく、眺望も素晴らしい。 このお寺の誇る物の一つに「遊竜松」がある。幹周り１．８ｍ， 高さは２ｍ程であるが、枝張りは北に２６ｍ西に２８ｍもある。京都市の 天然記念物である。 京都と大阪を結ぶ阪急電鉄東向日町から小塩行きのバスで終点下車後 南西に４０分ほど歩く。東向日町の駅からハイキングのつもりでこの辺りを ゆっくり散策するのも良い。 この寺は、１０２９年源算上人が草庵を結んだのが始まりで、，中世には 西山御坊と呼ばれる門跡寺院となり、隆盛を極めた。応仁の乱で焼失したが、 江戸時代に桂昌院によって再建された。遊竜松は桂昌院の手植えと伝えられる。 |
