秋田県仙北市の「蓬莱の松」 (豪さん、2021.11.17)


 田沢湖は日本で一番深い湖(水深 423.4mで海面下174mにあたる)としてよく知られている。水も澄んでいてコバルトブルーの湖面が美しく、秋田県の代表的な景勝地の一つである。その田沢湖に出かけた豪さんから蓬莱の松の写真を送ってもらった。巨木好きを憶えていて、写真を送ってもらえるのは嬉しい。
 蓬莱の松はアカマツで、樹高16m、幹周3m、樹齢300年とされる。仙人が住むと言われる中国の蓬莱山には、枝振りの良い松が多いと言われるが、そこの木に似ていることから名付けられたと言われている。しかし、残念ながら枝が折れてしまい、現在はややいびつな形となっている。
 蓬莱の松へは、JR田沢湖駅より羽後交通バス「田沢湖一周線」を利用(1日に5本程度)、蓬莱の松にて下車し、徒歩1分で着く。ただし、バスは右回りなので、田沢湖をほぼ一周した後(1時間かかる)で蓬莱の松に着く。急ぐ場合には、田沢湖畔駅で降りて北に800mほど歩く方が良い。
 なお、仙北市は、2005年に十和田湖町と角館町、西木村が合併して出来た新しい市である。



大枝が折れて、折角の枝振りが損なわれている。


田沢湖の静かな佇まい


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