山形県最上町の「東法田の大アカマツ」
  (2008.6.20、熊ちゃん)


 熊ちゃんから、日本一のアカマツの写真を送って貰った。北関東から離れて、山形からの写真である。幹周が9mあった香川県志度町のクロマツ「岡野の松」が枯死したので、もともとアカマツでは日本一であった「東法田の大アカマツ」が、名実共に「松」として日本一となった。以下は熊ちゃんの紹介文である。
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   名称  東法田の大アカマツ
   所在地 山形県最上町
   訪問日 6月20日
   幹周り 7.5m、樹高 22m、樹齢 500年〜600年
 大アカマツの場所は、東法田大堀線(325号線)を北上、東法田小学校を過ぎて間もなく、案内板があります。そこに車を停め、山の中腹まで登っていきます。階段の遊歩道が整備されていました。最寄駅は、JR陸羽東線・大堀駅になります。
 松の木は、かなりな急斜面に立っていました。目の前で見る、幹周り7メートルを越す太さ、大きさ、幹にあるごつごつとした瘤、迫力がありました。しかし、目を上に移すと寂しいものがあります。樹皮の剥がれた幹がありました。枯れ枝も目立ちます。葉の量も少ないように感じます。弱ってきているように思いました。日本一の松なのですから、国の宝物だと思います。国や地方自治体の手で、一日も早い樹勢診断をと願いました。
 巨木を見に行って、弱っているようだと何故か寂しくなります。反対に元気そうだと、こちらも元気が出るように感じます。年寄りが年寄りを訪ねているのですから、仲間意識というものでしょうか(笑)。今回、東根の大ケヤキも見てきました。こちらは、元気そうだったのでよかったです。
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 本当に、熊ちゃんの言われるとおりである。この松が「岡野の松」と同じ運命を辿らぬように、天然記念物に指定している山形県の十分な保護を期待したいものである。

熊ちゃんが松へのアプローチを詳細に写しておられるので、順を追ってご紹介します。

田圃の中の案内板に沿って道をとる。


やがて本格的は案内板が表れ、道は山へと入っていく。


階段の整備された山道を登る。


やがて遠方に松の巨木が覗く。


さすが日本一。根元の迫力が素晴らしい。。


見上げると、巨大な幹が3本に分かれて天に向かう。


位置をずらしてみると、なかなか良いスタイルをしている。く。


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