兵庫県伊丹市の「中野稲荷神社のイヌマキ」 (2005.4.28、松村さん)


 松村さんの近郊の巨木探勝データがまた一つ増えた。以下は松村さんによる解説です。
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 冬季に多くの水鳥が飛来することで有名な伊丹市昆陽池の北西、中野地区の小さな稲荷神社に県指定天然記念物のイヌマキがある。地図にもなく近くの人に尋ねても知らないような小さな社である。狭い境内にイヌマキを初めとして伊丹市の保存樹木に指定されたクス、クロガネモチが競うように聳えている。イヌマキは樹高15m、幹周3.1m、枝張り12m、地上6mで双幹、推定樹齢400年。天王寺川の堤防から全体が遠望できる。天然記念物に指定されたのは平成13年と比較的新しいが、イヌマキとしては兵庫県下でも屈指の大きさという。
 ところ:伊丹市中野北2−27 中野稲荷神社
 市バス中野の近く中野橋から天王寺川堤防に沿って北へ約100m右側。
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 阪急伊丹駅から、鴻池東(7番)あるいは荒巻公園(1,2番)行きの市営バスに乗って、中野で降りるとよい。



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