群馬県沼田市石墨町「薄根の大桑」 (西野さん撮影 1997.8.10)


 ヤマグワの日本第一の巨木です。樹齢 1500年、樹高 11m、幹周 5m
車なら、関越沼田を降りて、高速側道を北上、5,6分、右折、坂道を500m。 あるいは、JR上越線沼田駅よりバスを利用しても行けます。
 ひとけの感じられない民家を回り込んだところにありました。桑の木としての 大きさもさることながら、自然の均整のとれた樹形は心和みます。そういえば、 見慣れた桑の木、いつもGIカットみたいだったように思います。周囲のこんにゃく と桑畑の生命力そのものの緑とのコントラストが、写真で今一歩でていないのが 残念です。
 この辺り(桐生、足利)は、戦前までは絹の一大産地であり、養蚕のための 一面の桑畑であったと想像されます。その中にあって、この巨木は桑の守護神 のような存在だったのでしょう。



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