鹿児島県高山町の「塚崎のクス」 (2002.2、瀬川さん)


 瀬川さんお気に入りのクスノキである。鹿児島県高山町にある「塚崎のクス」は、同名のクスが佐賀県の武雄にもあり、こちらも有数の巨木なので、紛らわしい。佐賀県の方は、九州地方の巨木として最初にご紹介したものであるが、幹が全くの空洞になっており、無惨である。瀬川さんも武雄の木の方は行ってがっかりされたようで、鹿児島の木がお気に入りとなった。
 樹高25m、幹周14.0m、樹齢1300年以上と推定され、国の天然記念物に指定されている。古墳上に生えているため神木として崇められてきた。樹上には沢山の植物が着生している。
 高山町は大隅半島の付け根にあるのだが、やはり公共交通では行きにくい所である。JR日南線の終点志布志駅で降りて、1時間に1本でている鹿屋市行きのバスに乗る。途中の串良町でバスを降り、タクシーで約6km南の高山町に向かう他はない。町役場から東に2kmの所に塚崎古墳群があり、この1号古墳の円墳上に「塚崎のくす」がどっかりと根を下ろしている。




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