静岡県函南町の「天地神社の大楠」 (2007.11.25)


 結婚した娘達が集う 年に一度の大家族旅行で、熱海に出かけた。島津に務める夫君の紹介で熱海荘に泊まり、子どもや孫達大勢で遊んだ後、最後はみんなで私の趣味に付きあってくれた。函南には、春日神社と天地神社に大きな楠があるが、今回は静岡県第4位の巨木である「天地神社の大楠」を訪ねることになった。
 伊豆周辺は温暖であるので、九州と並んで楠の巨木が多い。静岡県の巨木の1位から7位までを楠が占めており、4位までが伊豆周辺である。熱海市の来宮神社(23.9m、樹高20m)、伊東市葛見神社(15.0m、樹高25m)、河津町来の宮神社(15.0m、樹高24m)ときて、第4位がここ函南町天地神社の13.5mの大楠である。1-3位のクスノキは幹周こそ大きいものの、樹高が低く勢いに欠けるのに比べて、第4位の天地神社の大楠は、樹高30mで、実に気持ちよく大枝を広げている。残念ながら前3者が国の天然記念物であるのに対して、こちらは県の天然記念物であるが、私はこの木が好きである。子どもたち、孫達がこの木のようにすくすくと大きく、素直に育って欲しいと願いながら、天地神社を後にした。
 JR東海道線の函南駅で降りて、300m程南西に歩いてから左折して川を渡り南に向かう。1.5km程歩くと、交通量の多いやや広い道(熱海函南線)に出る。左折し20mほど行くと、右手に細い道が見えるので、道を渡って入っていくと養徳寺と天地神社があり、大きな楠は遠くからも見える。車で行く場合は国道1号線から三島で136号線に乗り換えて3km南下、大場川を越えた次の信号を左折して函南に向かう。約2.5kmで函南駅への左折路があるので、これを越えてすぐの小道へ右折する。





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