静岡県河津町の「杉鉾別命神社のクス」−2 (2004.11.13)


 昨年瀬川さんから送って頂いた伊豆河津の「杉鉾別命神社のクス」が見事であったので、天城の紅葉を見に行った帰りに回り道をした。
 この楠は、樹高24m、目通り幹周り14m(環境庁調査では15.0mとある)の巨木で、樹齢は1000年以上と伝えられ、国の天然記念物となっている。クスノキの中では全国15位、全樹種中でも19位に入る。熱海の来の宮神社のクスノキは全国2位であるが、かなり弱っている。それに比べると、19位とはいえ、このクスの偉容は周りを圧している。
 支柱に支えられることもなく、大きく枝を伸ばし、フサフサと葉を付けている。先回ご紹介した日本一の蒲生の大楠に次ぐ見事さだと思う。
 伊豆急行線の河津駅で降りて、駅を横切る大通りを、北西方向に真っ直ぐ800mほど進むと、突き当たり(車道は道なりに右に曲がっている)に杉鉾別命神社に入る細い道があり、これを300mほどずんずん進むと神社である。





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