青蓮院の大楠 (1998.4.11)


 青蓮院は私の好きな寺社の一つである。知恩院から平安神宮へ続く 桜馬場通りの東側にある天台宗の門跡で、最澄が比叡山延暦寺を開いたときに、 僧坊の一つとして建てられた。明治13年まで京都府立医学校にあてられていた。 青蓮院庭園は室町時代の相阿弥の作と伝えられる名園で、今はモミジの若葉が 美しい。ツツジの頃には霧島の庭が美しく、小堀遠州の作と伝えられる。 青蓮院の外には道に沿って2本の大楠があり、参観入り口の右手に2本、 更に内部にも1本の大楠があり、古くから5本の大楠として有名であった。 写真のものは参観口近くのもので、幹周り5.9m,樹齢800年といわれている。
 運良く舞妓さんが参観に来たので、写真を撮った。大楠の荒々しさはないが、 寺院とよく調和している。



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