兵庫県川西市の「小戸神社の大クス」 (2004.4.22、松村さん)


 松村さんから小戸神社のクスの写真が届いた。この辺りは私の最も懐かしい地域である。小学校から高校までの青春時代を過ごした場所で、そこここに想い出が残っている。とは言っても、町は随分と変わってしまった。裏から「ただ見」に入った映画館はなくなったし、木造の駅舎も今はない。目に浮かぶ町並みはもう過去のものとなった。だが、小戸神社の境内の木々は随分と大きくはなってはいるが、今も変わらない。さて、以下は松村さんの解説文です。
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 天然記念物めぐりは西宮から始めましたが、やはり地元を優先せねばと思い、川西と伊丹で大クスを2本見てきました。灯台元暗しで、自分が住んでいる町に天然記念物があるとは知りませんでした。小戸(おうべ)神社は川西能勢口駅から東へ約10分、市役所のすぐ近くの住宅街にあります。遠めにも大きいクスが目立ちます。境内は余り広くはありませんが何本かのクスのほかムクノキ、ケヤキの大木もあります。残念ながら天然記念物の掲示が整備されていません。
 小戸神社は1200年前に建立と言われ、関西でも歴史の古い神社です。大クスは樹高 25.5m、根周り 12.2m、幹周り 5.7m、枝張り東西 30m、南北 18mという巨樹です。(データは探訪ひょうごの天然記念物による)大クスは垣に囲われていますので写真が撮りづらいでした。
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 阪急電鉄川西能勢口駅で降りて、駅前北側の道を線路に沿って東に歩くと、500mほどで国道176号線に出る、176号線に沿ってさらに150mほど東に進むと左手に小戸神社への参道がある。300mほどの長い参道であるが、両側には所々、灯籠が立っているので、それと分かる。



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