群馬県桐生市新里町の「野の大クスノキ」 (2006.1.27、熊ちゃん)


 クスノキの巨木は関東南部や静岡県以西の温暖な地方が中心となるが、関東北部でも時に大きく育つことがある。群馬県第1の大楠の写真を熊ちゃんから送っていただいていたので、ご紹介しよう。樹高20m、幹周7.0mの大楠で、樹齢600年と推定され、県の天然記念物に指定されている。鹿児島県、佐賀県、静岡県にはもう一回り大きい楠が沢山あるが、群馬県まで来ると、さすがに7mは第一位の巨木となる。もう一本、榛名町にも「医王寺跡の大クスノキ」があり、これも幹周7.0mで町の天然記念物になっている。以下は熊ちゃんによるクスノキへの経路説明です。
 「この木は、国道50号線を前橋方面に向かい伊勢崎市の西久保信号を右折して直進し、香林上信号を左折して間もなく、桐生市新里町の野地区にあります。千本木家の宅地内に、推定樹齢600年と云われるクスノキはどっしりと立っていました。まだまだ元気そうでしたから、新緑の頃は見事だと思います。県指定天然記念物となっていました。」
 徒歩で行くには、JR両毛線の桐生あるいは東武鉄道桐生線の赤城で降りて、両毛電鉄に乗り換えて新川下車。ここから日本中央バスの福祉センター行きに乗ると、5つ目の停留所が「野」である。バスは2時間に1本程度である。なお、野の大クスノキのある新里村は、2005年に桐生市と合併し、桐生市新里町となった。




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