和歌山県那智勝浦町の「那智の樟」 (2013.2.24、熊ちゃん)


 いつも栃木・群馬の巨木を送って下さる熊ちゃんが紀州遠征をされた。頂いた写真は那智の滝で有名な、熊野那智大社のクスノキである。熊野那智大社一帯はユネスコの世界遺産の一部に指定されている。以下は熊ちゃんによる解説です。
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 所在地 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山
 幹回り 8.5m  樹高 27m   枝張り 南北25m
 樹齢  800年

 御神木のクスノキは、熊野那智大社の拝殿脇に立っていました。青空に大きく枝を広げ堂々とした姿です。根元に空洞がありますが、葉の繁り具合などから樹勢は良好と思いました。平安末期の武将、平重盛が植えたと伝えられています。
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 熊野那智大社に行くには、JR紀勢本線(愛称きのくに線)の紀伊勝浦駅で降りて、熊野交通バスの那智山行きに乗り、終点で降りればよい。バスは1時間に1-2本出ている。終点から参道を登って、本殿に出ると右手に巨大な樟が大枝を広げて立っている。

二の鳥居の後方に大きな樟が見える


左手の本殿と比べると枝張りの大きさがよく解る


幹回り8.5mはさすがに大きい。上へと伸びる主幹も見事。



裏から見ると根元に空洞があるが、木はいたって元気である。


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