三重県鈴鹿市の「長太(なご)の大楠」−3 (2016.6.24)


 鈴鹿医療科学大学の川西先生から非常勤講演に呼んで頂いて、三重県の白子にあるキャンパスに行く機会があった。講演の後、川西先生が近くを案内しましょうと言って下さったので、10年以上も前に訪れた「長太の大楠」を見に行きたくなった。白子から長太ノ浦はすぐ近くである。少し道に迷ったが、雨が煙る中を大楠に辿り着いた。
 久しぶりに見る大楠の樹勢は変わりなく盛んで、悠然と田の中央に伸びていた。以前に訪れたときは稲が刈り取られた後であったが、今回は水田が青々と広がっており美しかった。木の根元に祠と賽銭箱が整備されていたのが、少し残念な気もした。
 樹高26m、目通り幹周り8.16m、枝張り東西32m、南北35mで、三重県指定の文化財であり、鈴鹿市の景観重要樹木の指定第1号になっている。

水田の中に孤塁を守るように立つ大楠を遠望するのは、心ときめく。


次第に近づく



根元には祠が整備されている


連れていって頂いた川西先生と大楠


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