兵庫県東浦町の「妙勝寺の大クスノキ」
  (2005.2.14、松村さん)


 淡路島の天然記念物巡りを思い立った松村さんの、巨木シリーズを順次ご紹介しよう。最初は「妙勝寺の大クスノキ」である。以下は、松村さんによる解説である。
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 淡路島の東海岸に聳え立つ少々不気味で無粋な世界平和大観音像のすぐ南の丘の上に妙勝寺がある。
 境内の墓地をすっかり覆うかのように大きなクスが枝を伸ばしている。枝ぶりは見事であるが、2月に訪れたためであろうか葉付きは良くない。樹高26m、幹周り7.5mで県の天然記念物に指定されており、樹齢600年と推定されている。妙勝寺は1336年に足利尊氏が太刀を寄進して必勝祈願し、後に天下人になったと伝えられる由緒ある寺である。境内には県指定の池泉廻遊庭園もある。この丘からは大阪湾をはるかに望めすこぶる景色がよい。
 国道28号線の淡路交通釜口バス停から丘を徒歩なら15分ほど登ったところにある。寺は淡路花へんろ第8番に登録されており紅葉の名所でもある。
ところ:兵庫県津名郡東浦町釜口1163(0799-74-3750)。
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