三重県伊勢市の「箕曲中松原神社のクス」
  (2008.7、中島さん)


 最近は沖縄を空けることの多い中島さんである。今回は伊勢神宮に行かれた折りの写真である。「箕曲中松原神社のクス」として知られている印象的なクスである。読み方は「みのなかまつばら神社」である。中島さんは印象を次のように語っておられる。「内宮、外宮をはじめ、いずこも聖域の気配満々で、写真を撮る気分にもなりませんでした。唯一、この楠だけは妙に気になってカメラを向けました。(ちょっと不気味という意味です)。」。シダ類を寄生させ、まるで四つ足のように大地を掴む姿は、確かに不気味さを感じさせる。
 このクスは神霊として崇められてきた樹齢800年と言われる老木で、白蛇が生息していて年に数回姿を見せると言うことである。この木を対象とする祭典も行われる由である。樹高25m、幹周7.66mと記されている。
 近鉄の宇治山田駅で降りて南西に150mのところにある。駅の西の大通りを100m程南下し、信号を右に曲がるとすぐ右手である。伊勢豊受稲荷と並んでいる。


シダが着生し、根方が獣の足のようにも見える異様な迫力


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