門真市、三島神社の薫蓋樟(くすのき)


 近畿一円にくすの大木は多いが、ここ三島神社のkungai(くんがいしょう)は、 ずば抜けている。樹齢1000年以上と言われ、幹周り14m、高さ30mを越える。昭和 13年に国の天然記念物に指定されており、「大阪緑の百景」の第1位である。  木の根元には、左少将千種有文の「村雨の雨宿りせし唐土の 松におとらぬ楠ぞ このくす」の歌碑が建っている。三島神社のご神木である。
 三島神社には、京阪「古川橋」から門真団地行きのバスで10分ほど、三島で下車。 あるいは、鶴見緑地公園から北西に歩いて近畿自動車道を越え、古川に沿って北へ 10分程の三島大橋(小さな橋である)を渡ると道標がある。
 後の道を行くと、もう一つのくすの大木「稗島のくす」を途中で見ることが出来る。 長谷川邸の庭にある幹周り7mの大くすで府の天然記念物に指定されている。樹勢が 極めて旺盛である。


竹本さん提供の、見事な幹の写真




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