宮崎県清武町の「清武の大楠」 (1998 和田さん)


 宮崎県最大のクスノキで、かつ県内第二位の巨木である。
 大分県で製材業をしておられる和田さんから、素晴らしい「清武の大楠」の写真が 届きました。和田さんのお父さんは、名木・巨木の材を大切にされて、 材を最も生かすように工夫して、机や花器、水屋などに加工しておられます。 和田さんのホームページ ハラキリ親父の木工房を じっくりご覧下さい。
 JR日豊本線の清武駅で降りて、北東1kmにある宮崎自動車道を越えて、さらに 北東に500mほど進むと北ケ迫というところに船引神社があります。 神社は1078年の創建といわれ、この裏に清武の大楠がたっています。 昭和26年、国の天然記念物に指定されています。 樹高35m、目通り幹周り13.2m、樹齢は900年とされ、根元は大きな空洞となっています。 以下は、和田さんからの現地報告です。
 「地上8メートルまでの幹が空洞化して、5畳敷きほどの洞になっている。 洞の先の大枝は切り取られており、治療中なので周囲は立ち入り禁止となっている。 ...(写真の楠の)そのすぐ向かいにあった楠もかなりな巨木でした。 二本とも大事にされているのか、地元の人の手で綺麗に下刈りが施され、 治療が行き届いていました。 ...時々ありますよね?説明板を直接幹に打ちつけられたり、 根元に無造作に杭を入れられたりしている樹が。 あれ見る度お役所仕事ってやっつけだなあとガックリします。 みんなこんな風に大事にしてくれるといいですねえ♪」


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