山口県豊浦町の「川棚の楠の森」 (2002.2.9、瀬川さん)


 瀬川さんが九州に入る前に訪れた、山口県一番のクスノキ、「川棚の楠の森」である。森と言っても、一本の木がまるで森のように枝を広げていることを指している。全国に幾つか、このように呼ばれる巨樹がある。川棚の楠は、樹高25m、目通り幹周り10.4m、樹齢は1000年以上と言われ、国の天然記念物である。大内義隆の愛馬を祭ったとの伝えや、後に名馬雲雀毛を祀ったことから、この木を「愛馬の森」と言うこともある。
 JR山陰本線の川棚温泉駅で下車し、駅の北にある川沿いの262号線を北東に約5km歩く。やや広い道と交差したら右に折れて300mほどで川棚の楠である。サンデン交通のバスが川棚温泉駅を通っているので、これに乗って浜井場で降りると、5分ほどの距離である。
 以下は、瀬川さんからのお便りの一部です。
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 山口県の「川棚のクスの森」です。
 主幹が無く、枝を逆さ蛸のように四方へ広げています。一番長い枝が27mと、樹高より長いのです。一度地面へ接して、そこから根を生やして更に先へ伸びています。美しい木です、多くのクスの巨木のような妖気は全く感じませんでした。丁度、お祭りの前日で神主さんが準備していました。山頭火の歌碑もあります。歌詞は「大楠の枝から枝へ青あらし」でしょうか



山頭火の歌碑


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