鹿児島県大根占町の「旗山神社のクス」 (2002.2、瀬川さん)


 一休みしていた瀬川さんの九州の旅、ご紹介の続きです。鹿児島は、大隅半島の中央部の肝属郡大根占町にある「旗山神社のクス」である。樹高30m、幹周り16m、樹齢800年と言われる巨木であるが、幾星霜を経て幹は中空になり、ようやく立っているという風情になっているのは残念である。この木は91年の環境庁調査には載っていないが、大根占町の天然記念物で、大根占町の町木は楠である。
 全国各地に「池田」という地名がある。私の育った町も大阪の池田市である。このクスノキのある集落も大根占町の池田である。鹿児島にはもう一つ、薩摩半島にも池田町がある。
 旗山神社へは、車で行くしかない。大隅半島の西岸を269号線で南に下り、根占町から左折して448号線に入る。10kmほど南東に走って田代町の交差点に出たら北東−北に道を取り、さらに10kmほど走ると池田の集落である。別ルートとしては、志布志から220号線で鹿屋方面に向かい、串良川を越えたら宮下の信号を左折して南に下り、吾平町を経て池田に至る事もできる。




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