岩手県軽米町の「市野々の大クリ」
  (2002.11、瀬川さん)


 瀬川さんの昨年11月の「東北巨木の旅」の続きである。今回は「市野野の大クリ」をご紹介しよう。クリとしては、第一級の巨木である。軽米町の名標板によると、樹高14.58m、幹周り6.55m、推定樹齢650年とある。平成5年に町の天然記念物に指定されている。地元では「てんぐさま」と言って、神様の木として崇めてきたそうである。
 簡便な交通手段が無く、車以外で行くことはなかなか難しい。東北本線の盛岡から軽米町に向けて高速バスがでている。9:40、14:55、17:55の3本がでており、1時間35分の旅である。ただし、軽米町から更に395号線に沿って東南東へ、20km近くタクシーを利用しなければならない。赤石峠の手前の屋敷と言う集落から小玉川に沿って3kmほど遡ると「市野野」の部落に着く。
瀬川さんのお便りに次のように書いてあった。
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山形県の「大井沢の大クリ」が発見される前は、日本一でした。山の中腹に立つ姿は、古武士のような凄まじい迫力です。主幹の多彩な色が雨で鮮やかでした。



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