福島県会津若松市の「高瀬の大ケヤキ」 (2006.4、新田さん)


 もう40年近く前に同僚として若き日を過ごした新田さんから素敵な木の写真を送っていただいた。福島県は会津若松にある国の天然記念物「高瀬の大ケヤキ」である。メールには、「この4月に、主人と福島県の三春の滝桜というのを見に行きました。残念ながら未だつぼみの状態でしたが、途中で寄った会津に「高瀬の大ケヤキ」というのがあり、田舎にひっそりと立っていて....」とあった。
 1991年の環境庁調査によれば、樹高26m、幹周11.70mとあり、福島県では第3の幹周を誇る大ケヤキである。慶長年間に上杉景勝が築城した神指城の城趾の中にあり、築城の折りには既に大木として知られていた。その後大枝が損傷を受けたが、今なお元気で堂々としている。太平洋戦争開戦の年の昭和16年に国から天然記念物の指定を受けている。
 JR只見線の会津若松駅のバスターミナルから、七日町経由の坂下営業所あるいは柳津温泉行きに乗って高瀬で降りる。交差点を西に向かい、最初の道を右折して西へ400mほど行くと、右手に城趾がある。バスは1時間に1-2本出ている。



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