栃木県二宮町の「専修寺のケヤキ」 (2005.12.4、寅五郎山さん)


 寅五郎山さんからの6つ目は「専修寺のケヤキ」で、栃木県指定の天然記念物である。根方の太い特異な形をしている。寅五郎さんが書き写して下さったパンフなどによると、この木は目通り周囲、7.1m 樹高、22.5mで、 樹齢、約610年と推定されている。昔は総門の反対側にもケヤキが植えられていたが、今は切り株だけが残っている。
 国指定の史跡である専修寺(せんじゅじ)は、関東を行脚して専修念仏を弘められた親鸞聖人が53歳の時、大内氏一族の懇願に応じてここに寺を建立したもので、後に東国の根本道場として隆盛を見た。しかし、1465年に伊勢に本山を移したため、この寺は下野国旧本山と称されるようになった。
 JR水戸線の下館で真岡鐵道に乗り換えて「寺内」で降りる。専修寺は駅の東南東4kmのところにあるが、バスの便がないので、タクシーの利用となる。車の場合は北関東自動車道の宇都宮上三川ICで降りて東に進み、鬼怒川を渡ってすぐの408号線を南下、294号線に突き当たったら、左折して1.5km程北に進み、寺内駅の南を右折して鐵道を横切り五行川を渡って道なりに西南西に進むと3kmほどで専修寺である。



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