「等々力渓谷」は、東京都心に唯一といえる渓谷として知られている。
その渓谷の近くに善養寺があり、境内のカヤの木は、都の天然記念物に指定されている。東京出張の際にいつか行きたいと思っていたので、思い切って出かけてみた。 樹高22m、目通り幹周り5.35mで、善養寺の主役である。下の方の枝が枝垂れて 地に着きそうになっている。また、根元付近の内部は空洞になっているが、 樹勢はすこぶるよく、手入れが行き届いているように見えた。東京都下では 第3位の大カヤである。 東急大井町線の等々力駅から徒歩で行けるが、以外と見つけにくい。 近くの人に聞いても解らず苦労したので、やや詳しく道順を示そう。 等々力駅で降りて、南に50mほど歩くと右手に橋があり、 この橋の横から等々力渓谷に降りる。突然山に入ったかと思う別世界が開け、 渓谷に沿って細い道が続く。渓谷を南に歩くと、やがて環状8号線の下をくぐり、 等々力不動の一部を抜けて、右手に人家を見るようになる。道に突き当たったら 右折し、二筋目を右に、すぐを左折してやや大きめの道に突き当たるまで 100m程歩く。ここから善養寺のカヤと本堂が前方に見える。 右折してすぐを左折すると、善養寺の門前に着く。 |