山本さんの山陰・山陽の旅の成果の一つ「磯宮八幡宮のハダカガヤ」の写真を頂いた。篠山町の日置にある磯宮八幡宮の境内に3本のカヤの木が植えられており、そのうちの1本が皮の薄い実を付けるので「ハダカガヤ」と呼ばれている。 3本とも樹高はほぼ20mで、幹周はそれぞれ、4.0、3.8、3.7mである。このうち、4mのものが「ハダカガヤ」で国の天然記念物になっている。 篠山へは、JR福知山線に乗り「丹波篠山」で降りる。ここから、東10kmほどの所に日置の集落がある。ここはまた、大阪の池田方面から西峠を越えてくる道との三叉路になっており、この三叉路を南に1kmほど下ると八幡神社がある。 以下の写真の解説は山本さんによるものである。 |
上部:樹の下部はしっかりしていますが、上部を見てみますと、少し損傷がありました。一部腐ったか、または落雷にあったのでしょうか。でも、全体を見ると、非常に健全でまだまだ成長する巨樹と思います。 |
全景:八幡宮の入り口には3本のカヤがあって一直線に植わっており、ハダカガヤはその真ん中にありました。従って、この写真はお宮正面に対し左側のカヤの横から撮影しました。この写真の裏側に普通のカヤが居ますので、枝の数は2倍写っているとお考え下さい。尚、ハダカガヤの実を拾ってきましたが、ハダカガヤの実は確かに薄く、全体が柔らかな感じでした。カヤの国天(*)を沢山見ておりますが、こ
のハダカガヤは、随分樹勢がよいと感じました。 【注】このハダカガヤの実を植えると、普通のカヤになるそうです。つまり、このハダカガヤだけが突然変異で殻の薄いカヤ(ハダカガヤ)になってしまった様です。 |