オーストラリア−ケアンズの「Barrine湖のTwin Kauris(双子松)」 (2005.8.10、寺嶋さん)


 寺嶋先生からいただいたもう一つの巨木は、やはりケアンズ近郊のBarrine lakeにある「Twin Kauris」である。これも巨大な木で、樹高は45m、幹周り6mでオーストラリアの針葉樹では最大の幹周と言われる。樹齢は1100年と見積もられている。写真では1本が写されているだけであるが、2枚目の写真の後ろにもう1本の木が見えている。
 松と言っても、葉が針状でなく広葉樹のように扁平で、ナギと同じである。これは、実生が沢山の光を受けて速く育つように進化したものと言われている。熱帯雨林地帯に固有の松は5属あるが、これはその一つである。
 俗名はBull kaurisと呼ばれているが、学名はAgathis microstachyaである。



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