兵庫県和田山町の「糸井の大カツラ」 (2000.9(山東さん)、2008.10(Enoyanさん))


 山東さんは木が好きで、西日本を中心に500本以上の巨樹を見て回られたそうだ。 今回はそのうちの、「糸井の大桂」の写真を送っていただいた。環境庁調査によれば この桂の幹周は18.36mとあるから、日本一ではないかと思うが、 主な株立ちが5本からなっているので、単木としては上位に入ってこない。 ただし、国の天然記念物に指定されている。
 JR福知山線の和田山駅で降りて、東河川の支流である糸井川を最上流まで遡り 不動の滝を超えてさらに谷道を2kmほど上がる。健脚向きのハイキングコースである。 車なら、9号線で和田山をこえた後、宮田の交差点から糸井川に沿って北東に入る。 糸井郵便局から糸井川渓谷に入って、不動の滝へ、さらに徒歩で大桂を目指す。
 以下は山東さんからのお便りです。
「兵庫県和田山町にある巨樹です。(画像を添付ファイルで送ります)。 僕が写っているのでその大きさは想像できると思いますが、 幹周りは16メートルもあります。この樹は「糸井の大カツラ」とよばれているもので、 兵庫県では「藤坂のカツラ」より大きく、こちらが1位ではないかと思います。 あまりに大きく、幹が数多くの支幹からなるため、単木の巨樹としては扱われず、 指定から漏れているのかもしれません。」
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 色鮮やかな写真は大阪在住のEnoyanさんからのものである。随分と前に送っていただいたのに、掲載がすっかり遅れてしまった。山東さんが写された頃と比べると、画像も色も見違えるほど素敵である。この10年でデジカメ技術が如何に進歩したかが解る。もちろんEnoyanさんのように、撮影技術も進歩していると言って良い。このような、直射日光の下で木と葉を同時に綺麗に取るのは余程の技術がないとできない。じっくりとご覧下さい。(2008.10)

Enoyanさんから頂いた、桂の近影(2008.10)





以前に山東さんが写された「糸井の大桂」(2000.9)




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