埼玉県比企郡ときがわ町の「姥樫」 (2011.5.15、熊ちゃん)


 埼玉県の巨木ツアーの3つ目は、西平からさらに奥に進んだ椚平にある「姥樫(うばっかし)」です。その立ち姿には妖しい迫力があります。以下は熊ちゃんによる解説です。
 「姥樫は、172号線を白石峠方面に向かい、宿信号を左折して川沿いの道を進み、大木戸というところで、左斜め前、林道へ入ります。林道の幅は対向車が来たらどうしようというくらいの所が多くて、不安を抱えながら進みました。幸い、対向車は来なかったです。ようやく案内板に到着して、ほっとしました。ここからは徒歩で進むことになります。
 整備された階段を登りきった所に巨体は立っていました。大きく捻じれた太い幹、圧倒的な逞しさを誇っています。どのくらいの年月をかけてこのような姿になったのでしょうか。地元の人がウバッカシと呼んでいたのが分かる様な気がします。迫力満点の巨木でした。
 所在地:埼玉県比企郡ときがわ町椚平
 幹周り 6.58m、樹種 アカガシ」
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 徒歩で行くには、JR八高線の明覚駅で降りて、ときがわ町路線バスの「せせらぎバスセンター」行きに乗って終点で日向根行きに乗り換える。終点の2つ前の椚平入口で降りて、左の林道に入っていく。川に沿って2km程歩く(下2番目の写真)と、椚平から来た道との合流点に最下段の写真のような道標がある。さらに500m程進むと、道がヘアピンカーブするところに出る。ここにも案内の道しるべがあるので、川を渡って左手の道に入っていく。200mほど進むと右手急斜面の奥に姥樫の姿がかいま見えるので、階段を上がると目的地で、標高は500m程である。バスは1時間に1本程度出ている。
 なお、平成18年に都幾川村と玉川村が合併して「ときがわ町」となった。

両手を拡げたような樹形。


近づくと、両腕に吸い込まれそう。


捻れた幹の妖しい迫力。


木漏れ日が幹を斑に見せる。


カシは上部にも枝を広げている。


途中の林道。植林はよく手入れされている


合流点の道標。


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