神奈川県相模原市の「城山のウラジロガシ」 (2006.4、梅本さん)


 梅本さんから、昨年撮影した「城山のウラジロガシ」の写真を送っていただいた。
 この木は、2002年に「屋根のない博物館」主宰者の方々に見出され、さがみ縦貫道建設計画線上にあったため、保全運動が起こった。その後、全国巨樹・巨木林の会・巨樹の会・巨樹ミュージア・日原森林館などの調査で、日本一の幹周を持つウラジロガシであることが判明し、保全活動は各新聞の取り上げるところとなった。これを受けて、国土交通省は、道路計画の一部変更を行い、この木は保護されることとなり、多くの人々の力が政府を動かした例の一つと言える。
 幹周は8.4m(分岐部分の高さが1.3m以上かどうかは微妙)、樹高20m、樹齢は数百年と考えられ、千葉県君津市にあるウラジロガシ(幹周7.2m)を抜いて、日本一の幹周を誇る木となった。
 JR横浜線あるいは京王相模原線の橋本駅北口1番のりばから三ヶ木行きのバスに乗り、城山高校前で降りる。ここから進行方向に少し歩いて右折、湖畔のテニスコートを左手に見ながら15分ほど歩くと三本松のバス停がある。バス停を過ぎて三叉路に出たら右折してすぐの細い道を左折する。その突き当たり右手にウラジロガシの巨木がある。バスは1時間に5本ほど出ている。





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