葭谷さんは、日本全国有人島制覇を目指して旅をしておられる。2015年7月現在で、全432島中、25島を残すだけになったと言うから凄い偉業である。その島旅の様子は葭谷さんのホームページ「昭jiji(アキラジジ)の島旅賛歌」に詳しい。その島旅で愛媛県にある大島(下段の地図参照)に行かれたときに写されたウバメガシの巨木を投稿していただいた。 大島は実は、大島、三王島、地大島、貝付小島、栗の小島の5つの島からなっているが、前三島は橋で繋がり、貝付小島は干潮の際に徒渉出来るようになる。三王島には山王神社が祭られており、ここにウバメガシの巨木がある。葭谷さんが写してくれた説明板には次のように書かれている。 「大島の中で、この三王島は神域として保存され、ウバメガシが群生している。中でも二本の巨木は、全国的に見ても屈指のもので、県内では一番大きいものと推定される。頂上の一本は目通り幹周約3.5m、高さ10.5m、枝張り17.6mで樹姿は美しく、樹勢も良好である。南東斜面山腹の一本は、地上約1mのところで二つに分かれ、主幹は目通り幹周3.1m、枝幹は1.6m、高さ約12m、枝張り約19.6mである。樹齢はいずれも約500年と推定される。」 写真のものは頂上の一本に当たると思われる。カシの木ではイチイガシの巨木は九州に、アカガシ・シラカシの巨木は関東地方に多いが、ウバメガシの巨木は中国四国地方にあるのみで珍しい。大島へは八幡浜港から1日3便の連絡船が出ている。 |