福井県勝山市の「薬師の大イチョウ」
 (2009.11.23、流しのインストーラーさん)


 福井県の銀杏の最大木は鯖江市三峯にある「三峯の大イチョウ」であったが、1981年の豪雪で折れてしまい、1位を敦賀市の「金山彦神社のイチョウ」(7.7m)に譲ったことになる。しかし現在、ほぼ同じ幹周の、勝山市「薬師の大イチョウ」とどちらが福井県1位の幹周であるかは不明で、これは、彦ばえや気根の多いイチョウでは幹周が確定し辛い事も影響していると思われる。福井の名木スタンプラリーのテキストでも共に8mと記載されている。ここでは、「流しのインストーラー」さんから送っていただいた「薬師の大イチョウ」をご紹介しよう。
 薬師の大イチョウは 樹高20m、幹周8m、樹齢は500年と伝承され、勝山市の天然記念物に指定されている。多くの銀杏の木がそうであるように、乳柱の皮や木を煎じて飲むとよく乳が出るとの言い伝えから「子育ての木」・「乳母神の宿る御神木」としてあがめられている。彦ばえも多く、幹は地上数メートルから8本ほどの大枝に分かれている。
 JR福井駅からえちぜん鉄道勝山永平寺線に乗って終点の勝山で降りる。ここから薬師神谷行きのバス(乗合タクシー)があるが、1日3便しかないので、タクシーを使うことになる。薬師神谷まではほぼ10kmである。薬師神谷のバス停のすぐ北に白山神社があり、その奥の院にある薬師堂横に「薬師の大イチョウ」が待っている。
 車で行く場合は、北陸自動車道を福井北で降りて、勝山街道(416号線)を東に進み、竜波川を渡ったところで左折(416号線をそのまま進む)、2km先の野向郵便局の所で416号線を離れて右折し、東に3kmほど直進すると左手に白山神社が見えてくる。
 なお、「流しのインストーラー」さんは親父のおもちゃ箱と言うブログを持って、日々の出来事を興味深く紹介しておられます。



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