熊本県の巨木の里、小国町に出かけた田平さんから下城の公孫樹の見事な黄葉の写真を送っていただいた。巨木というと、ついつい幹周りに目がいくが、黄葉したこの巨木を見ていると、木の広がりや大きさが巨木の条件でもあると納得する。周りの民家を包み込むような黄色の樹塊が、異様なほどの迫力で迫ってくる。 樹高20m。幹周10.0mで、樹齢は1000年以上と言われ、国の天然記念物に指定されている。イチョウとしては、熊本県最大の木である。この地にいた下城上総介経賢の母、妙栄尼の墓標と言われる。 車で行く場合は、大分自動車道の日田ICで降りて212号線を南下し、杖立温泉を経て小国町に入る。杖立温泉から約4km、トンネルを2つ越えて道が分岐したところで、左手に道をとり、300mほど進むと左手に銀杏が見える。 |