栃木県野木町の「野木神社のイチョウ」 (2006.1.12、熊ちゃん)


 熊ちゃんからの3本目は、野木町の「野木神社のイチョウ」である。1991年の環境庁調査の記載によると、樹高13m、幹周9.67mであるが、5本の株立ちになっており、主幹の幹周は7.30mである。野木町の天然記念物に指定されている。熊ちゃんさんからは、次のようなメールが届いた。
 「場所は、国道4号線を宇都宮方面に向かい、野木の信号の先を左折、野木小学校の近くにあります。高さは、たいしたことありませんが、推定樹齢の1200年は、この辺にもあまり無いと思います。高さ17m 太さ9m(栃木県神社庁のホームページより)です」
 イチョウは巨木になると気根が垂れてくるので、これを乳房に見立てた伝承が多い。ここでも、米糠と白布で作った模型の乳房で祈願する民俗信仰があるそうだ。
 徒歩で行くには、JR東北本線の古河(こが)駅で降りて、西200m程にある大通りを右折して北に向かう。2kmほど歩くと、国道4号線と合流する信号があるが、その手前の道を左に入り、野木小学校小の横を通って真っ直ぐ400mほど歩くと野木神社である。
 JRの駅名の「古河」は日本最初の公害事件である足尾銅山鉱毒事件の原因企業であった「古河鉱業」に由来している。そして、この駅の北西には、鉱毒を沈殿させるために作られた「渡瀬遊水池」が拡がっている。




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