岐阜県高山市の「飛騨国分寺の大イチョウ」
  (2002.9.1)


 研究室旅行のついでに、以前にも見た飛騨国分寺の大イチョウを写しに行った。何度見ても素晴らしいイチョウである。北金ヶ沢のイチョウのような迫力はないが、均整のとれたキリッとした姿勢をしている。樹高37m、目通り幹周り10m、樹齢は1200年と伝えられ、飛騨国分寺の象徴である。何百年も昔にここを訪れた人々も、この同じイチョウを眺めたのだと思うと感慨に浸ってしまう。その頃の人々は、何をを祈るためにここにやってきたのであろうか。
 JR高山本線の高山駅で降りると、駅の北東500mほどの所に飛騨国分寺があり、その本堂の前で大きな枝を広げている。イチョウを目当てに飛騨国分寺に着くと言った方が良いかも知れない。高山は、江戸時代には幕府直轄地であったところで、古くからの面影が感じられる好きな町の一つである。陣屋、朝市、高山祭り、それぞれに趣がある。




木々のリストへ戻る