栃木県日光市の「上三依観音堂の大イチョウ」 (2008.11.5、熊ちゃん)


 一昨年に熊ちゃんから送って貰った大イチョウの写真の掲載が随分と遅れた。日光市の天然記念物に指定されている栃木県最大のイチョウの巨木である。以下は熊ちゃんによる解説です。
**********************************************************
名称  上三依(かみみより)観音堂の大イチョウ
所在地 栃木県日光市上三依
訪問日 2008年11月5日
根廻り幹周 8.8m  樹高 24m 推定樹齢 300年

 イチョウは、国道121号線を北上、上三依水生植物園の少し手前を左に入り、野岩鉄道の線路の下をくぐった先にあります。国道から左に入る道は、狭くて車が入れません。植物園の駐車場に車を停め、徒歩で向かいます。最寄駅は、野岩鉄道・上三依塩原駅となります。
 巨木は、線路の下をくぐって、短い階段を登った所に立っていました。沢山の彦ばえが主幹を囲んでいます。枝がかなり低い位置まで繁っているからでしょうか、幹がより太く感じました。そして驚いたことに、この時期になっても、まだ黄葉はしていませんでした。近くにある熊野堂神社のイチョウの葉は、すでに散っています。育っている環境や個体差なのでしょうが、あまりに違うので不思議に思ってしまいました。この木は実の生らない雄株です。平成元年に選定された、とちぎ名木百選に選ばれました。
***********************************************************
 栃木県の巨木としては全樹種中第3位の幹周である。銀杏の木に関しては、第2位が足利市八雲神社の「縁結びのご神木」、第3位が同じ上三依の熊野堂神社の大イチョウで、これも熊ちゃんから写真が届いている。






木々のリストへ戻る