「しましまさん」から初めてのご投稿を頂いた。群馬県第3位のイチョウの巨木である。メールには「交通量の多い幹線道路から一歩入った川沿いに井野神社とイチョウがあります。(春には桜も綺麗です)この樹の黄葉の時期は遅く、他のイチョウが黄色くなる頃にはまだ青々としています。ここでは時間の流れがだいぶゆっくりなようです。」とあった。撮影されたのが12月中旬であるから、確かに遅い黄葉である。井野神社の横は公民館になっており、その前の広場にイチョウの巨木があると言うことであるから、確かにゆったりとした時間が流れているのかも知れない。この巨木は、その地の子どもたちやお年寄りに憩いの日陰を作っているに違いない。 樹高 20m、目通り幹周り 8.5m、の均整のとれたイチョウである。天然記念物の指定はないが、群馬県内のイチョウでは第3位、全樹種でも第9位の幹周を誇っている。樹高が幹周に比べて低いのは、主幹が切られたか朽ちたのだと思われる。 JR上越線の井野駅で降りて、駅の南側の踏切の道を南東に300mほどいくと、井野町交差点に出る。右に折れて南に300m歩くと井野川にかかる橋がある。橋を渡ってから右折して堤防を150mほど歩くと左手に井野神社があり、イチョウが望まれる。車で行く場合には、関越道の前橋ICで降りて27号線を西に4kmほど進み、上大類町の交差点を右折、北に2km進んで貝沢町の交差点を右折、屋久00mで井野川に出るので、左折して橋の手前の堤防を行くと左手に井野神社が見える。 |