「木々の移ろい」の相談役である梅本さんから、珍しく巨木の写真が届いた。メールに次の文章とデータが添えてあった。 先日、栃木県は足利市にて見事な大銀杏と出会いました。早速画像をお送り致します。鎌倉時代に、足利義兼が建立した古刹の境内に佇む、「大銀杏の樹霊」です。 ●名称 : 鑁阿寺(ばんなじ)の大銀杏 ●所在 : 栃木県足利市・真言宗「鑁阿寺」 ●最寄の駅 : JR足利駅、東武足利市駅 ●推定樹齢 : 約550年 ●目通り周 : 約8.3m 、 樹高 : 約31.8m ●地上3mの所において、2本に分かれる ●栃木県指定・天然記念物 *************************************************************** 梅本さんに春の銀杏の写真を送っていただいて早10年。栃木県の巨木を沢山送って下さる熊ちゃんから、秋の黄葉の大銀杏の写真が届いた。以下は熊ちゃんからのメールの一部です。 「 隣町、足利市の「鑁阿寺の大銀杏」です。...残念ながら見頃は逃してしまいました。鑁阿寺には2回(11月22日、12月6日)行ったのですが、ちょっと早い、ちょっと遅いでした。「木々の移ろい」に載っているのは、梅本さんの芽吹きの頃の映像でしたので、秋の姿も見て欲しくてメールしました。 ここ鑁阿寺は、今年大きな出来事がありました。本堂が国宝に指定されたのです。大銀杏も「国宝(本堂)の傍らに佇む大銀杏」となったわけですから、かなり箔が付いたと思いました。本堂の写真も添付してみます。」 下に掲げた写真はいずれも12月6日に撮られたものである。 2014年にも撮影に出かけられましたが、落葉が終わりかけであったとのことです。 *************************************************************** 足利義兼は、室町幕府を築いた足利尊氏(1305-1358)から7代前にあたる。その足利義兼が築いた館が今は鑁阿寺となっている。高崎と小山を結ぶJR両毛線の足利駅で降りると、北西500mの所に足利学校、その北西に並んで鑁阿寺がある。 |