栃木県足利市の「鑁阿寺(ばんなじ)の大銀杏」 (2004.4(梅本さん)、2013.12(熊ちゃん))


 「木々の移ろい」の相談役である梅本さんから、珍しく巨木の写真が届いた。メールに次の文章とデータが添えてあった。
 先日、栃木県は足利市にて見事な大銀杏と出会いました。早速画像をお送り致します。鎌倉時代に、足利義兼が建立した古刹の境内に佇む、「大銀杏の樹霊」です。
  ●名称 : 鑁阿寺(ばんなじ)の大銀杏
  ●所在 : 栃木県足利市・真言宗「鑁阿寺」
  ●最寄の駅 : JR足利駅、東武足利市駅
  ●推定樹齢 : 約550年
  ●目通り周 : 約8.3m 、 樹高 : 約31.8m
  ●地上3mの所において、2本に分かれる
  ●栃木県指定・天然記念物
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 梅本さんに春の銀杏の写真を送っていただいて早10年。栃木県の巨木を沢山送って下さる熊ちゃんから、秋の黄葉の大銀杏の写真が届いた。以下は熊ちゃんからのメールの一部です。
「 隣町、足利市の「鑁阿寺の大銀杏」です。...残念ながら見頃は逃してしまいました。鑁阿寺には2回(11月22日、12月6日)行ったのですが、ちょっと早い、ちょっと遅いでした。「木々の移ろい」に載っているのは、梅本さんの芽吹きの頃の映像でしたので、秋の姿も見て欲しくてメールしました。
 ここ鑁阿寺は、今年大きな出来事がありました。本堂が国宝に指定されたのです。大銀杏も「国宝(本堂)の傍らに佇む大銀杏」となったわけですから、かなり箔が付いたと思いました。本堂の写真も添付してみます。」
 下に掲げた写真はいずれも12月6日に撮られたものである。
 2014年にも撮影に出かけられましたが、落葉が終わりかけであったとのことです。
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 足利義兼は、室町幕府を築いた足利尊氏(1305-1358)から7代前にあたる。その足利義兼が築いた館が今は鑁阿寺となっている。高崎と小山を結ぶJR両毛線の足利駅で降りると、北西500mの所に足利学校、その北西に並んで鑁阿寺がある。

熊ちゃん撮影の黄葉の大銀杏(2013.12.6)





  今年、国宝に指定された鑁阿寺本堂


2014年の大銀杏(落葉もほぼ終わり 2015.12.3)



以下は梅本さん撮影の春の大銀杏(2004.4)





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