岐阜県荘川村の「治郎兵衛のイチイ」 (2001.4 瀬川さん)


 瀬川さんの巨木紀行の一つ、「治郎兵衛のイチイ」である。環境庁調査では日本一のイチイと認定された。同じ荘川町には、4mを超すイチイの木が更に2本ある。ちなみに、第2位のものは北海道士別市にあり、幹周7.5mである。そのあと7位までを長野と岐阜県で占めている。
 福井から美濃白鳥を経て富山に続く国道156号線を御母衣湖の手前の牧戸まで走り、ここから高山に向かう158号線に乗り換えると、6kmほどで惣則に着く。ここに治郎兵衛のイチイがある。電車で行くには、美濃太田から出る長良川鉄道で美濃白鳥駅まで行き、ここから白川郷に向かうバスに乗って牧戸で降りる。ここから国道158号線に沿って高山行きのバスがあるが、一日3本である。徒歩では6kmほどを歩く必要がある。
 以下は、瀬川さんの解説です
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 長野県北部や岐阜県飛騨地方はイチイが多いですね。それらの中で一番美しいと個人的に思うのが岐阜県庄川村にあるこの「治郎兵衛のイチイ」です。説明版によれば、推定樹齢2000年以上ですから驚きです。胸高幹回りは13m、樹高15mで昭和63年度環境庁の巨樹巨木調査イチイの部で日本一に認定された国指定天然記念物です。
 治郎兵衛とは所有者である鈴木家の屋号とのこと。周囲を公園とし、行き届いた手入れしている庄川村と鈴木家の愛情をいっぱい受けて、根元のくびれた美女イチイは訪れる人を幸せな気分にしてくれる事でしょう。
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 なお、環境庁調査に依れば、樹高15m、目通り幹周り7.95mとある。



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