京都市北区の「大徳寺のイブキ」 (2004.8、松村さん)


 今月の松村さんの巨木は、京都市内のイブキである。松村さんの母校は紫野高校で、イブキのある大徳寺の隣であったらしい。以下は松村さんのメールである。
 「暑いときですが墓参りに京都へ出かけたおり、大徳寺でイブキの巨樹を見てきました。卒業高校が大徳寺に隣接していたので境内は通学路でした。当時は毎日横を通りながらこの木の存在には気がついていませんでした。総門から境内に入って朱塗りの三門のつぎに仏殿がありますがその前にイブキが聳えています。あたりは松が多いですがイブキは参道の奥の方にあります。京都市指定の天然記念物です。仏殿が再建された1665年頃に植栽されたようです。イブキはヒノキ科ビャクシン属で一般に長命ですがこれほどの大木になるのは稀であると記されています。松籟を聞きながら眺めていると気が落着きますし市内の喧騒を忘れます。」
 1991年の環境庁調査によれば、この木は、樹高19m、目通り幹周り4.70mとある。



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