愛知県作手村の「古宮の大ヒノキ」 (2004.2.24)


 甘泉寺のコウヤマキを見に行く途中で思わぬ拾い物をした。「古宮の大ヒノキ」である。甘泉寺へ向かって、作手(つくで)村の中心部に入る手前で東に折れると直ぐ左手に古宮城趾があり、その前に「大ひのき」と書いてあった。ついでにと思って古宮城趾に登っていくと大きなひのきに出くわした。
 樹高29m、幹周り5.85mで、村の天然記念物に指定されている。無惨にも南半分の大幹がバッサリと折れている。これが整っておれば、日本で10指に入る大ヒノキであったろう。残った半分の樹勢は良く、沢山の枝を自由に伸ばしている。ここにお城があった頃には、すでに、遠くから見える目立った巨木ではなかったかと思われる。
 JR飯田線の新城から和田峠を越えて作手村に向かう301号線を、村中心部に入る手前で右折して200mほど行くと右手に古宮城趾がある。城趾には大きな杉の木が2本並んで立っているが、さらに50mほど登ると大ヒノキが見える。作手村に行くバスは本数が少なく朝夕2本程度であるので、タクシーを利用することになる。





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