群馬県桐生市の「崇禅寺のイトヒバ」 (2010.6.10、熊ちゃん)


 4月に上石の不動ザクラなど5本の巨木を紹介して下さった熊ちゃんから、群馬県天然記念物である桐生市の「崇禅寺のイトヒバ」が届いた。なかなか風格のある、堂々とした木である。以下は熊ちゃんの解説です。
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名称   崇禅寺のイトヒバ
訪問日 6月10日
所在地 群馬県桐生市川内町2丁目
目通り 6.2メートル(群馬県文化財情報システム)
樹高  22.25メートル(説明板)
樹齢  600年以上(崇禅寺ホームページ)
 イトヒバは、前橋大間々桐生線(3号線)を前橋方面に向かい、堤町3丁目信号を右折して342号線に入り北上、川内町1丁目信号を斜め右に進んだ、崇禅寺境内にあります。
 イトヒバは、庫裏の西側に堂々と立っていました。離れた所から見ると端整な印象を受けます。しかし、近寄ってみると、幹の3メートル付近から沢山の幹をすっくと伸ばしていて、とても逞しい感じがします。昭和52年落雷で先端が枯れたそうですが、葉の繁りも多く、とても元気そうに見えました。巨木の前にある庚申塔は、寛政6年のものです。
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 イトヒバは植物図鑑では「ヒヨクヒバ」と呼ばれているヒノキ科サワラの園芸品種である。枝が細く、長く垂れ下がって糸のようなので、イトヒバと呼ばれる。庭木に良く用いられるが、こんなに大きいものは珍しい。

均整のとれた美しい幹




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