鹿児島県沖永良部島和泊町の「国頭小学校のガジュマル」
  (2008.5.2、葭谷さん)


 葭谷さんの離島巡りの成果の一つ、国頭(くにがみ)小学校のガジュマルをご紹介しよう。沖永良部島は鹿児島県最南端の与論島より一つ北にある島である。この島の北の端は国頭岬であるが、この岬の近くに国頭小学校がある。その校庭には、明治31年に卒業した第1回卒業生達が植えたガジュマルが今も元気である。
 よく手入れされ、その樹冠は22.6mの枝張りを持ち、おそらくは日本一樹冠の大きなガジュマルであろうと思われる。この木を「日本一のガジュマル」と地元の人たちが呼んでいる所以である。樹高は7m、幹周は7.2mで、町木であり、新日本銘木100選に選ばれている。ちなみに、ガジュマルの幹周は彦ばえや気根が多いのではっきりしないが、沖縄県島尻郡東風平町の「世名城のガジュマル」が23.5mで最大とされている。


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