鹿児島県奄美大島の「龍郷町のガジュマル」
 (2003.4、瀬川さん)


 瀬川さんは全国津々浦々に出かけられる。今回は鹿児島県奄美大島の龍郷(たつごう)町で見たガジュマルの巨木の写真を送って下さった。以下は瀬川さんの解説です。
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 龍郷町は奄美大島西北部にあって、東シナ海に面しています。ガジュマルは島全域に自生し「どこにでも生えてくる」と島人いう繁殖力の強い木です。写真の巨木は海岸の防潮堤脇に3本揃って生えていました。
 同じクワ科イチジク属のアコウとは樹姿が似ていますが、アコウ(赤榕樹)が紀伊半島・四国・九州にも自生するのに対し、ガジュマル(榕樹)は屋久島以南です。葉っぱは写真のように硬質小型でクロガネモチに似ていました。アコウはもっと大型で軟質です。
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 ちなみに、ガジュマルの巨木は沖縄県に多く、環境庁調査に記録されている最大のものは島尻郡東風平町にあり、幹周り23.5mとされるが、写真で見るように、主幹には小さい幹が癒着しており、全体を総合した幹周と言うことになる。




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